5/20 平成24年度合同総合水防訓練が実施

  平成24年5月20日(日)9時から、昭島市宮沢町3丁目17番地先の多摩川左岸緑地公園にて、 東京消防庁第8消防方面本部、昭島市、立川市、国立市の合同総合水防訓練が実施されました。自治会連合会をはじめ、多くの自治会の役員も訓練を見学し、自治連の3ブロックの代表が訓練に参加しました。

<訓練想定>
  台風の影響で活発化した梅雨前線に伴う集中豪雨により、昭島市内の随所で道路冠水及び家屋への浸水等が発生しました。昭島市は災害対策の本部を設置し市消防団を招集し警戒を開始しました。住民は自主的に各種浸水防止工法を実践しますが、多摩川が増水し避難判断水位に達したことから、昭島市長により避難勧告が発表されました。
 東京消防庁は水防非常配備態勢を発令し、越水危険の発生した多摩川において各種防工法を実施するとともに、増水による中洲に取り残された要救助者を消防ヘリコプター 及び救命ボートによる救助を実施します。

<当日の訓練状況報告>
8時58分、昭島市長等に訓練開始の報告から始まり、9時から水防訓練が予定通り開始されました。
主に”土のう”の各種工法訓練でした。
 自治会連合会の第2,3ブロックの代表10名が訓練に参加し、家庭にある部品を活用して、建物への浸水を防止する”住宅侵入防止工法”を消防ボランティア、女性防火の会、消防少年団の皆様と一緒に訓練を行いました。
 訓練が進み、参加者で各工法の説明を受けながら見学を行い、最後に多摩川の対岸の要救助者をボートで救助する実演を見学し訓練は終了しました。
 10時40分から、関 政彦第八消防方面本部長から、『このような訓練の必要性が求められる、水害が近年数多く起きている。訓練を繰り返し、各種団体の水防力のタテ糸と、またヨコ糸を組み合わせて行くことでより強い布を折って、こらからもより良い絆を作って行きましょう』との講評がありました。
  引き続き、昭島市の水防管理者の北川市長から、「昭島市、国立市、立川市合同の市民、関係団体の参加を得て総合水防訓練を実施できた。集中豪雨や台風による被害が、毎年のように報道されています。『備えあれば憂いなし』ともうしますように、関係機関合同の水防訓練は、まもなく訪れる梅雨、豪雨、台風のシーズンに備えての、官民一体となった大きな備えであります。震災に限らず水害もいつ発生するかわかりません。昨年は各地で大きな水害が起きた。本日皆様の種々の体験を拝見し、日常の訓練に感謝し、今後とも常に防水に備える意識を持ち、相互の協力を持ち、市民の期待に備えて行きたい」との挨拶がありました。

11時にすべてが終了しました。

【参加機関】
・東京消防庁
・昭島市・国立市・立川市の消防団
・昭島市自治会連合会・各自治会
・昭島災害時支援ボランティア
・昭島女性防火の会
・昭島消防少年団
・警視庁昭島警察署
・国土交通省関東地方整備局
・東京都北多摩北部建設事務所
・昭島市建設業協会         以上