立川断層等の防災講演会!地域住民が1120名受講

 平成23年6月26日(日)10時から、昭島市民会館の大ホールで、立川断層について等の『防災講演会』を、立川断層について詳しい山崎晴雄先生(首都大学東京・教授 右写真)を講師としてお迎えし、昭島市、昭島消防署の協力をいただき開催しました。
 地元のつつじが丘とプレイシアの4つの自治会と3つの管理組合、地域の店舗会の協賛で取り組んできました。この8つの団体の地域コミュニティ組織『まちづくり昭島北』の結成記念の講演会ともなりました。

  9時半の入場開始と同時に多くの方がこられ、ホールの入口に20~30人の列ができる位盛況で、最終参加人数は1,120名でした。当日は曇りで涼しい天候でした。主催者側に、他市からの参加の確認や、参加者自ら手話通訳を依頼しての参加可能かとの問い合わせがあり、全てお受けいたしました。開会前から、数社のマスコミも来られ熱心に取材をされていました。

主催者挨拶 小野自治会連合会会長

開演は予定通り10時から、有松順子さん(つつじが丘北自治会)の司会で始まりました。

  <式次第>
主催者挨拶
  小野 正敏 プレイシア自治会長
(昭島市自治会連合会会長)

挨拶 佐藤 副市長

来賓挨拶
  佐藤  清 昭島市副市長

小峰 地域防災担当係長

○講演『家具転倒防止って どのようにするのか?』
  小峰 孝廣 昭島消防署 
         地域防災担当係長
 防止対策ビデオ(啓発編・実技編)を見ながら説明を受けました。いかに家具転倒や落下を防ぐことが重要かを知りました。近年の地震の際の負傷事故の3~5割が家具類の転倒、落下が原因です。具体的な器具の取り付け方法を学ぶことが出来ました。

永澤 都市計画課長

○『昭島市の家具転倒防止器具・無償支給制度について
  永澤 貞雄 昭島市都市計画課長
 昭島市として、全世帯を対象で7月1日から実施する「家具転倒防止器具の無償支給」について申し込み方法などの説明がありました。
 市では、地震発生時の被害を最小限に抑える為に無償で数量限定(2,400世帯)で、募集を8月10日まで実施します。

◎講演『立川断層って動くのか-地震を知り正しく恐れよう-
  山崎 晴雄 先生
 (首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 教授) 
【主な講演内容】
 ・3月11日東北地方太平洋沖地震(M9.0)と日本列島の地殻変動
   マグニチュードと震度
   地震波の伝達と減衰
 ・活断層とは何か
 ・立川断層の位置と特徴 
 ・立川断層は動くのか 発生確率の変更理由

 ・昭島の地盤と防災 関東地震の被害
 ・地震災害と昭島市
 ・昭島市に関連する地震災害
 ・関東地震(数百年ごとに繰り返す) 最新は1923年(大正12年)
 ・立川断層(昭島市に最も近い活断層)
 ・その他 東京直下地震
 (震源位置不明 関東平野の下のプレート沈み込み面で発生するM7級地震)
 ・昭島は多摩川の段丘(台地)の上に発達した町

まちづくり昭島北の結成を共々に喜んでの挨拶をされる 北川 昭島市市長

 ・地盤は良好で地震動には強い。
  しかし、関東地震当時とは住宅環
  境などが大きく変化している。火災
  に対する対応が最も重要。
 ・多摩川の河川敷は上流で天然ダム
  などが生じた時、洪水の危険がある。
  河川敷を避難場所にしてはいけない。

挨拶 北川 穣一 昭島市市長


閉会の辞 黒﨑 治雄 
        まちづくり昭島北 会長
 
 
 以上、予定通り12時に終了しました。

消防署から家具転倒の設置事例を設置いただきました

大震災の義援金うちわの販売

入退場時、ロビーでは、消防署が用意していただいた“家具転倒防止器具”事例の展示と、東日本大震災の募金、竹うちわを販売し全額、昭島市社会福祉協議会を通し、被災地に届けさせていただきます。うちわは500本購入いただきました。ご協力ありがとうございました。
 また、この行事は、平成23年度東京都地域の底力再生事業助成制度を活用して実施しました。

ご参加ありがとうございましたm(..)m