1811⇒2011 築地村移村200年記念碑除幕式

 平成23年11月27日(日)、玉川町で築地村移村200年を記念する石碑の除幕式が北川穰一昭島市長、木戸義夫昭島市教育長をはじめ地元自治会員など大勢の人達が出席し、地元の玉川小学校の玉川さくら太鼓の力強い演奏で元気に始まりました。
 築地村の集落は、多摩川辺(現多摩川大橋北詰付近)にありましたが、1811年(文化8年)の多摩川大洪水で集落の大半が流失、住民は移転を余儀なくされ、新たに多摩川地域より安全な高台で湧水も豊富な現在の玉川の地に集落を形成しました。そして1965年、住居表示に関する法律が実施され「築地」という地名はなくなりました。

 現在の地に人々が生活の場を構えはじめ、今日に見る住宅地としての発展は、雑木林を切り開き、荒地を耕した祖先の人々の大きな力によるものであったようです。
 今年2011年で村が移転して200年の節目を迎えたことから、かつてこの地が「築地」と呼ばれていた事を、後世に伝えるための”記念碑建立”を築地地区自治会として決定し、会員の皆様の協力で記念碑が完成しました。
 発起人の築地地区自治会会長の鈴木健一さんから、昨年からこの記念碑建立を計画して当日を迎えた喜びの経過報告がありました。
 除幕式では、合図で白布で被われていた記念碑が姿を見せると大きな拍手が沸き起こりました。終了後、市民交流センターに移動して、記念式典祝賀会が行なわれました。

 200年という歴史の意義の有る行事が行なわれました。是非この石碑をご覧ください。
 住所は、昭島市玉川町5丁目10で、大通り沿いですので判り易いです。

 その当時の昭島の村別の家の数は、築地村21、拝島村200余、田中村34、作目村11、大神村63、上川原村29、宮沢村50、中神村91、福島村70、郷地村35、合計で604戸だったようです。