立川断層帯トレンチ調査が一般公開されました

tatikawa10 tatikawa1 tatikawa2 平成25年2月8,9日に、日産武蔵村山工場跡地で、東京大学地震研究所(後援;日本地質学会関東支部)が、「立川断層帯の重点的調査観測」(文部科学省)の一環として、立川断層の地表付近の構造や活動履歴を推定するためのトレンチ(調査溝)調査を一般公開しました。断層が大きく露出していました。

 立川断層帯は、青梅市から立川、府中市へ延びる約21キロと、埼玉県飯能市から青梅へ延びる約12キロの2断層を合わせた都内唯一の活断層です。
今回は長さ約250メートル、幅約30メートル、深さ約10メートルと通常の10倍近い巨大トレンチを掘って調査となり、調査は14年度まで実施されます。
国の地震調査委員会は2011年、東日本大震災の地殻変動で地震発生確率が高まったと発表。都の被害想定ではマグニチュード(M)7・4の地震を引き起こし約2600人が死亡、約101万人が避難者になるとされています。

また、立川断層については、本サイト内の”防災・減災の取組”の中に、首都大学東京の山崎晴雄教授の講演内容の詳細がありますのでご覧ください。

東京大学地震研究所資料

写真提供:加治屋卓見 様
(つつじが丘北自治会)